パーソナルトレーニングジムが教えるお風呂で痩せやすい体質に改善する仕組みと入浴方法

お風呂に長く入ると痩せる！！とよく聞きます。確かに身体の水分が排出されるので体重は落ちます。しかし、体重が落ちても

見た目が変わらない
なんだか体調がすぐれない

なんて事ありませんか？身体が温まってるから脂肪が燃焼されているなんて思っていませんか？

トレーニングは自分の脂肪を燃焼させて身体を動かし、結果として体温が上がり汗をかきます。しかし、お風呂の場合は、脂肪を燃焼させているのではなく、お湯から熱を受け取り体温が上がり汗をかきます。トレーニングと入浴では汗の出る仕組みが違うので痩せることはなかなか期待できません。

しかし、お風呂に入ることで、汗と一緒に毒素が排出されることで代謝が上がり、痩せやすいカラダ作りに役立ちます。

こちらの記事では、

お風呂で痩せやすい身体を作る仕組み
お風呂の効果
高温反復浴のやり方・注意点

を説明させていただきます。この記事を読めばお風呂に対する考えが変わり、痩せやすい身体づくりをすぐに始めることができるでしょう。

お風呂で痩せやすい身体をつくる

お風呂が痩せ体質に変わる理由としては、汗と一緒に毒素が排出されることで代謝が上がり、痩せやすいカラダ作りに役立つからです。

人間の身体には、肝臓で毒素を体外に排出しやすい状態にして便や尿として排出したり、全身に巡らされたリンパ系を通して老廃物を処理します。しかし、現代の食生活や生活習慣は身体に入る毒素の量が多い傾向にあり、毒素を体内に溜め込みがちにです。毒素は脂肪と結びつく性質があるので、毒素が溜まると脂肪が燃えずらくなり太りやすい身体になってしまいます。

なので、お風呂に入って毒素をうまく排出できる身体に変えることが重要。こうすることで脂肪燃焼がスムーズになり痩せやすい体質改善の効果が期待できます。

また、お風呂に入れば毒素が排出されむくみを解消することができ、一時的に見た目がすっきりするかもしれません。ですが、トレーニングと食事制限などで得ることのできる引き締まったカラダを手に入れることは難しいでしょう。

痩せ体質になるための効果的な入浴方法

今、巷では、

微温で長時間つかる半身浴
あら塩入りのお湯で身体の汚れを排出する粗塩入浴
日本酒に含まれる美容成分で身体を整える日本酒風呂
HSPを活性化させ疲労回復をはかるヒートショックプロテイン入浴

と様々な入浴方法が話題となっています。ここからは、痩せやすい身体への改善が期待できる高温反復浴についてお伝えします。

高温反復浴は短時間で効率よく交感神経が高まり、半身浴のように長い時間をかけなくても体質改善効果が期待でき、忙しい平日でも簡単にできるのもメリットの一つでもあります。

高温反復浴のやり方

約40度の湯船に5分間、肩までつかります。
湯船から出てシャンプー（5分間）
肩までお湯につかります（3分間）
湯船から出てトリートメント（5分間）
肩までお湯につかる（3分間）

このようにお湯に3分浸かり、湯船から出て5分を繰り返し行います。2度目の入浴をする頃には身体が芯から温まりますので、汗がじわじわと出てくるでしょう。これは交感神経が活発になったサインです。

高温反復法の注意点

高温反復浴は、体質改善の効果がある分、身体への負担もあります。ここからは高温反復浴のポイントと注意点をお伝えします。

水分補給はしっかり行いましょう。入浴中は汗をかきますので、お風呂場に水分を持ち込むことも一つの方法です。

また、お風呂から上がって、しばらくは体が芯から温まっていて発汗作用が続くので入浴後も水分を摂るようにしましょう。

激しい空腹時には控え、持病がある方は高温反復浴を試す前に医師に相談されることをお勧めします。

また、

貧血の方
妊娠中

は高温反復浴は望ましくありません。こちらも医師と相談されることをお勧めします。

お風呂の効果

お風呂には

身体を温めて血流アップ
しめつけて「むくみを解消」
筋肉や関節を緩めて緊張をほぐす
免疫力を高め、自律神経を整える

の4つの効果を期待することができます。

ここからはこの4つの効果についてご説明します。

①身体を温めて血流アップ

手足を温めて血流をアップすることで新陳代謝が活性化し、疲れがとれます。また、関節を柔らかくし、神経の過敏性を抑えて慢性の痛みを和らげる効果も期待できます。シャワーだけですと効果は減少傾向にあるようです。

②しめつけて「むくみ」を解消

お風呂の水圧によって全身がマッサージされたような状態になり、むくみを解消します。また、水圧でしめつけることによって、血流の流れがよくなり「温熱作用」と同様、血液の流れがよくなります。

➂筋肉や関節をゆるめて緊張をとる

水中では、体重が「10分の1」程度になります。水中にいる間だけが重力から解放される時間になります。関節や筋肉が緩むことでリラックス状態になります。

④免疫力を高め、自律神経を整える

蒸気で鼻やのどに湿りを与えることで免疫力の低下を防ぎます。好きな香りのアロマオイルなどを垂らせば浴室内に香りが充満し、自律神経の調整にも役立ちます。

妊娠中や乳幼児、体調によっては、使用を避けた方がよいと言われる精油があります。詳しくは医師や専門家に相談することをおすすめします。

運動とお風呂を組み合わせダイエット効果を高める

お風呂に入るだけでは、引き締まったカラダを手に入れるのは難しいでが、運動とお風呂を組み合わせることでダイエット効果が期待できます。

しかし、「筋トレ直後の入浴はよくない」と聞いたこともある方もいらっしゃるかと思います。その一方で「入浴によって乳酸（疲労物質）が流れ筋肉疲労回復が早まる」という説も効いたことがあるでしょう。先ほどもお伝えしたようにお風呂に入ると血行が良くなり疲労回復効果が期待でき身体が温まることで副交感神経が優位になりリラックス効果もあります。

身体を引き締める適度な運動と痩せやすい身体へ改善することができるお風呂を上手く組み合わせて行うことをお勧めします。